声を出す時間によって気分が大きく変わってくる?!

人の幸福度を決めるものとなる基準の一つに、周りの人とのコミュニケーションの質と量というのがあります。実際に、世界各国の幸福度調査を行うと、いわゆる生活レベルが高いという経済的に豊かな国よりも、他人との付き合いがオープンでコミュニケーションの時間が長い国の方が、幸福度が高いということが分かっています。もちろん、人の幸福感というのは単純なものではありませんので、コミュニケーションの質も量も一つの基準でしかありませんが、少なくとも人と話すということが人にとってプラスの材料となることは間違いないでしょう。

(参照元:国連「世界幸福度報告書2018」

実際に色々な人のカウンセリングを行う中で、毎日鬱々と暮らしている人の話を聞くと、仕事以外でほとんど人と話すことがないというケースが結構多いことに気づきます。人と話すこと自体がストレスになるという考えを持っている人も当然いますが、実はそのストレス以上に、人と話さないことが強いネガティブな影響を与えている場合もあるのです。何かしら問題を抱えている時、「話すだけでも楽になる」という表現を使うことがありますが、これは確かにその通りで、考えていること悩んでいることなどは、周りの人と共有することで心理的にかなりストレスが軽減されます。

また、物理的に声を出すというのはとても心身に益のあることでもあります。カラオケに行って大きな声で歌うとすっきりするのは、その一つの典型的な例で、大声を出すことでストレスを発散できるのです。また、大きな声を長時間出すのは、意外に運動量が多く、体を動かしすのと同じような効果があります。特に声を出し、大きく息を吸って吐くという行為は横隔膜という肺の下にある筋肉を動かすことにつながります。この横隔膜は自律神経が交叉している箇所でもあり、ここを動かすことによって乱れがちな自律神経のバランスを整えることにもつながるのです。このように、心身共にプラスの影響を与える声を出す、話す、歌うという行為は私生活を快適にするために役立つのです。

こうしたことから、同僚や友人、家族と自分のことについて話すことが、もし自分の生活習慣で足りないものであれば、意識して少しでも増やした方が良いと思います。最初はかなり億劫で気が進まないことかもしれませんが、ちょっとした天気の話からでも構わないので、まずは何気ない会話を始めるということを試してみましょう。

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